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できることなら働きたくないブログ

働きたくない。働きたくないから、考える。

理系大学"4年"の僕が3年生に薦める卒業論文テーマの決め方

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卒論テーマは決まりましたか?まだ決まっていないあなたに、『自分が3年生の卒論テーマを決める前に知りたかった』テーマを決める具体的な方法を伝えていきたいと思います。

 

①卒論テーマって、そもそも何を決めるの?

これから大学生活1年間をかけて、あなたが研究や調査、実験などに取り組むテーマを決めます。

 

「テーマ」というと、『○○について』の○○のようなキーワードを決めるように感じますが、実際は『○○についての課題設定』をします。

 

よく勘違いされるケースとして、「○○について」というテーマを提出する人がいますが、これはテーマとは言えません。例えば「若者言葉について」、「敬語について」、「ことばの乱れについて」、「オノマトペについて」などという大雑把な案を持ってくる学生がよくいます。しかし、それだけでは、若者言葉の何について調べたいのか分かりませんし、何を明らかにしたいのか(=何が疑問なのか)も分かりません。テーマが漠然としている(広すぎる)ので、何から手をつけてよいのか分からなくなってしまうのです。

引用:卒論のテーマ選び 

 

 ②課題設定の前に、まずはテーマを絞る

よく卒論テーマを決める時に、まずは興味のあるキーワードを並べたりします。例えば、理系大学では興味のあるキーワードとして「ビッグデータ分析」「クラウド活用」「e-Learningシステム」「ウェアラブル端末」「IoT活用」などが最近では多いです。

 

しかし、これではまだテーマが広すぎるため、もうすこし絞ります。例えば「教育系 ビッグデータ分析」だったり、「クラウド活用による農業支援」くらいまで絞ります。

 

③テーマについて関連研究(論文)を調べる

テーマを絞ったら、次に課題設定をしたいのですが、これを自力で行うのはとても難しいことです。というのも、課題を設定するにはそのテーマの「背景」や「今までに行われた研究(論文)」をひととおり調査する必要があるからです。

 

例えば、自分の決めた卒論テーマや課題設定が、既にほかの人の手によって行われていた場合、テーマを決め直す必要がでてきてしてしまいます。

 

短い時間で効率的に、あなたが決めたテーマの背景や今までに行われたことを調べることができるのが「関連研究の調査(サーベイ)」です。

 

関連研究の調査は、論文や研究について深い理解をしていない状態では、論文のどこに何が書かれているかわからないため、上手く行えません。そのため、まずは「型」に従って調査しましょう。以下のフォーマットがかなり使えますが、そのままでは理解が難しいため、少し解説します。

 

1.どんなもの?
2.先行研究と比べてどこがすごい?
3.技術や手法のキモはどこ?
4.どうやって有効だと検証した?
5.議論はある?
6.次に読むべき論文は?

引用:高速で論文がバリバリ読める落合先生のフォーマットがいい感じだったのでメモ - 書架とラフレンツェ

 

 

まず、「1.どんなもの?」ですが、論文では「Abstract(アブストラクト)」という部分があり、そこに論文がどんな内容か、まとめてありますので読んでみてください。Abstractがない場合は、「はじめに(1章)」などにかいてあることもあります。論文の全てを短くまとめた部分なので、ここを読むだけで大体どんな研究をしているかがわかります。

 

次に、「2.先行研究と比べてどこがすごい?」ですが、これは「はじめに(1章)」や「関連研究(2章)」などに従来研究と、本研究がどのように違って、どこに特徴があるのか書いてあります。研究の位置付けなどが書いてある場合は、とても理解の助けになるので読んでおきます。

 

三つ目の、「3.技術や手法のキモはどこ?」は論文中で「提案しているものは何か?」「その提案の特徴となるものは何か?」と言い換えることができます。提案しているものは、その研究が、他の関連している研究と比べ、良い部分を指します。また特徴は提案を可能にするための仕組みや考え方を指すことが多いです。提案や特徴については「提案方式(3章)」に書いてあります。

 

四つ目の、「4.どうやって有効だと検証した?」ですが、これは「実験(多くの場合5章)」に書いてあります。実験は、提案や特徴が本当に良いものなのか?を検証した結果を書くところです。数値的な結果だけでなく、その実験を行った環境や設備、その後の考察なども非常に重要です。

 

五つ目の「5.議論はある?」は、「実験(5章)」に考察として書いてある場合や「むすび(6章)」にまとめ、今後の展望として書いてある場合などがあります。この研究は、こういうアイデアだと良い結果が得られると思ってやってみたけど、実際どうだった?何がダメだった?どこがよかった?といったことについて書いてあります。

 

最後に、「6.次に読むべき論文は?」は参考文献として掲載されています。しかし、関連分野で多くの研究がなされている場合、参考文献は多くなり、何を読むべきかを選択することは難しくなります。そういった時は、全て読むか、関連研究として、従来研究として、論文中で大きく触れられている参考文献から読むことを勧めます。なぜなら、論文の中で比較対象としている研究は、内容がとても近い場合が多いからです。

 

時間がない場合は、1で論文の概要を、3で研究の提案している部分を、4で提案は有効だったか?を読むといいです。

 

④関連研究から課題を見つける(課題抽出)

とりあえず、テーマをいくつか洗い出したい時は、関連研究を5から10冊ほど読み、それらの研究の課題を見つけることをお勧めします。
 
 
いくつか課題を出したあとに、本当に今までに行われていない研究かどうかを調査する方が楽なのです。
 
 
関連研究からは研究背景、実験などを参考にするとこはできますが、課題や提案はオリジナルである必要があります。
 
 
 

⑤研究をなぜやらなければいけないかを考える(動機、アイディア)

といっても、課題はどのように見つけるのかわからないと思います。
 
課題は、目的に対しての現在の状態のギャップのことです。つまり先に目的を決めることで、わりとすんなり課題が見えてきます。
 
関連研究を読んでいるうちに、これができるなら、もっとこういうこともできるんじゃないか?こんなことができたら便利じゃないか?などアイディアが出てくると思います。それを目的にします。
 
そして、関連研究の方法でアイディアを実現できるかを考えます。
 
できない場合、それが課題です。なぜできないか?どうやったらできるか?これを考えるのが研究の醍醐味ともいえます。
 

⑥課題に対してアプローチを考える(提案)

ここまでくればあとすこしです。先ほどまでに決めた課題に対して、どうすれば解決できるかを考えます。解決するための考え方や仕組みなどがそのまま提案や特徴となります。
 
このアプローチを考える際に重要なのは、頭の中で、実際にできるかをイメージすることです。イメージができない場合は、実際にもできないことが多いです。
 
 
 
この記事は未完成ですが、途中まででも価値があるかもしれないので投稿しておきました。