【くまモン】を手掛けた水野学 著『センスは知識からはじまる』を薦める3つの理由
言わずと知れた、ゆるキャラ『くまモン』のデザインを手掛けた、good design companyの代表取締役『水野学』が執筆した「センスは知識からはじまる」。彼はこの本の中で、「センスは生まれついてのものではない」と言っています。今回は私の人生に影響を与えたこの1冊をオススメします!
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」
まずは、この書籍に関する基本的な情報を解説します!
著者の『水野学』とは何者か?
Wikipediaには、このように記載されています。
水野 学(みずの まなぶ、1972年 - )は、日本のクリエイティブディレクター。慶應義塾大学特別招聘准教授。東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。1996年、多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業後、(株)パブロプロダクションに入社。その後(株)ドラフトを経て、1998年11月にgood design companyを設立した。ブランドづくりの根本から商品企画、パッケージ、インテリアデザイン、コンサルティングまで、トータルにディレクションを行う。自ら企画運営するブランド『THE』では、“世の中の定番を新たに生み出し、定番と呼ばれる モノの基準値を引き上げていくこと”を目指しクリエイティブディレクションを担当する。
つまりは、水野学さんは、日本を代表するクリエイターです。
また、彼はgood design companyという企業の経営者でもあります。
good design companyはどんな企業?
広告、グラフィック、映像、プロダクト、店舗デザイン、空間演出などを手掛ける、その名の通りデザインカンパニーです。
wikiにも書かれていますが、『THE』というブランドを立ち上げ、このブランドでは、一番そのモノらしいデザインを心がけたもの、THE ○○といえるようなものをコンセプトにしたブランドで、注目を集めています。
くまモンやドコモのiDなども手掛けた水野学さん。
水野『ひらめきは落ちてくるものではない』
彼の中には総合的なデザインの『センス』があるように感じます。
しかし本書『センスは知識からはじまる』では、センスは生まれつきのものではなく、誰にも備わっているもの。としています。
また彼は、ひらめくためには知識が必要なことも伝えています。
そして、訓練をすれば誰でもセンスが良くなることも伝えています。
私はこの本からたくさんのことを学び、また知識欲もくすぐられました。
なので今回はこの本をオススメします。それでは、この本を薦める3つの理由をご説明します。
1.よくある自己啓発書とは違って全てを公開している。
水野さんは、本書でセンスとは何か?センスはどうすれば身につくか?センスに関わる現場の空気や現状、実践していること、そのプロダクトやデザインが生まれたワケなど。すべてを包み隠さず伝えています。
自己啓発書などは大抵、精神論のようなことや、方法について書かれていないモノが多くありますが、本書では具体例を挙げていくつも紹介しています。
2.なにより水野さんの語り口が面白い、かつ、わかりやすい
水野さんはデザインだけでなくライティングも上手なのでしょうか。
本書は、書籍としてもとても読みやすく、普通の単行本程度の厚さがありますが、それでも2~3時間程度で読み終わってしまいます。手が止まりません。特に、センスについて考えたことのある人、仕事で企画・マーケティングなどに携わっている方は必見です。ぜひ一度読んでみてください。
3.実用的で具体的、どの仕事にも活かせる内容
本書で書かれている『センス』は幅広く、どの業界にも使える普遍的なスキルです。この本の中でもたびたび書かれていますが、時代はセンスのある人材を求める傾向にあり、より良いモノ・サービスを作り出すことの出来る人が求められています。
そういった力は、どの業界・職種でも使えるスキルです。なかなかセンスについての良書はありませんが、本書は紛れも無くおすすめできる1冊です。
いかがでしたでしょうか?本屋などに立ち寄った際は、
この『センスは知識からはじまる』を探してみてください。
白い表紙に黒い文字で、とてもシンプルなデザインの本で見つけやすいです。
過去に私もセンスについて考えたことがあるので、こちらの記事もおすすめです。